クライチュ チター“大きなプサルター型チター”(春巴)

今日は、先日開催された第4回チターフロイデコンサートに出演された石原さん所有の、クライチュチターのお話です。以下は、私が石原さんより伺った話しを私なりに解釈して、投稿しておりますので、このチター所有の石原さんがお読みになられたら、「そんな事、私は申してませんわよ!」と言われるかもしれませんが、そうなるといけませんので、さきに謝っておきます。「石原さん。ごめんなさい。」

さて、チター(ツィター)のお話ですが、 このチターは形状で分類すると、プサルター型チター(Psalterform)になるそうです。他のチターの形状には、コンサート・ハーフェン(ハㇽフェン)・アリオン等がありますよね。ですので、形状からいうと、このチターは「プサルター型チター」ということになりますよね。

また、チター製作者の名前をとって、チターを呼ぶ事もあるんですよ。このチターの制作者はクレメンス=クライチュ(Klemens Kleitsch)さんですので、「クライチュ チター」と呼んだりします。石原さんは、このチターの事を「クライチュ チター」と呼ばています。また、石原さんは所有されるチターにそれぞれ愛称を付けられています。このクライチュ チターに”KAGUYA“(かぐや姫と月から地球を撮影した宇宙探査衛星「かぐや」に因んで)という名前を。チロルのPeter Muernseer製のハーフェンチターには“チロル”という名前を。そして、もう1台のハスリンガーチターには“イゾラ”(島という意味)とい名前を付けられています。石原さんにとって、それぞれのチター(ツィター)は娘達のように思われるそうです。とても素晴しいお話ですね。

っと言うような事を、石原さんはクライチュチター(KAGUYA)を前に、親切丁寧に話して下さったのですが、私のトボシイ脳細胞ではこれ以上の事は、理解できませんでした。ごめんなさい・・・。

 

このクライチュチター・・・演奏する時は石原さんがオーダーされた専用の折りたたみ式の台に載せて弾きます。少し向こう側(演奏者と逆の方向)に勾配が付いているんですよ。(なぜでしょうか・・?伺うのをわすれました。)

 

チターフロイデコンサートでは、石原さん自らがチター用に編曲された「春の海」・「荒城の月」・「あわて床屋の変奏曲」を演奏して下さり、このクライチュチターの魅力を存分に発揮して下さいました。「あわて床屋の変奏曲」では、途中、フライザイテン(伴奏絃)を左手の指で日本の箏を弾くように演奏され(名前を聞いたのですが、またまた忘れました・・)感動しました。私には美しい小さな星がたくさん降ってきたように聴こえました。

という事で、今回の私のつたない報告は終わりでございます。石原さん。素晴しい演奏と、いろいろなお話をありがとうございました。

追記・・・このクライチュチターの脚部や伴奏絃の演奏方法については、後で石原さんに、会員専用ページに解説して頂きますので、そちらをごらんくださいね。(その方が、正確だと思います)

 

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