浜松市楽器博物館に新たな展示用チターが寄贈されました(S.Uchikoshi)

このたび浜松市楽器博物館のチター展示コーナーにもう一台の美しいチターが展示されることになりました。ブンシュ チター工房より寄贈のお話しがあり、博物館側も快く承諾してくださいましたので手続きをすすめ、この8月10日に寄贈式が行われました。
このチターは、ゲビルグスチターといわれるもので、1880年頃盛んに作られ、弾かれていたものです。形はミッテンバルダー型といわれます。いわゆる古楽器ですが形が美しいため、ブンシュ チター工房において1995年に古いものの形を復元して製作したものを、今回寄贈されることになったのです。
弦の数は現在のチターより少なく、メロデイー絃が4本(G,D,A,A)で、開放絃が18本になっています
私が調弦して弾いてみたところ、
とてもよい音の出る素晴しい楽器でした。 ただ、フレットが特殊ですので限られた曲しか弾けません。特に民謡を弾くために作られたのだと思います。チターの歴史を現物で見るににはとてもよい機会だと思います。ブンシュ チター工房のご親切なお申し出に感謝致します。ぜひ皆さんも既に展示してあるチターとともにご覧下さい。
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