スタイリッシュハーモ二カ奏者クリストフ・ブラッツァー日本公演・2

さて、本番1日目。時差ぼけと環境が変わったためか,頭がいたく風邪気味だというクリストフさん・・・。ちょっと心配でしたが、楽器等の荷物を積んで一路宝塚市へと向いました。さわやかな秋の日差しの中,車は快調にそして会場となる宝塚市役所に午前中に到着しました。この日は、「宝塚音楽回廊」の一貫として「ウィーン祭」が関西学院大学のみなさんの尽力で宝塚市民ホールで開催されました。音楽は第1部がフルートの合奏。第2部がチターとスタイリッシェハーモニカの演奏です。その間、テラスでは学生さんが惠藤先生に貸して頂いた民族衣装に身をまとい、ウィーン風のカフェを営業していました。ザッハトルテ・・・美味しそうでした。コンサートの準備っていろいろ大変なんですよ。スピーカーの音量がうまく調節できないとか、マイクが入らないとか等等。あれこれ準備している間にもう本番の時間です。急いで、楽屋で皆でお昼のお弁当(これは大事です!)一服すると、もうスタートです。

 

まずは、中川 智子(なかがわ ともこ)宝塚市市長とクリストフさん、モーツァルトに扮した関学の学生さんとのトークセッション。その後、まずはクリストフさんのスタイリッシェハーモニカのソロ演奏を数曲。ホールに素晴しい音色が響き渡りました。

 

続いて惠藤先生のチターソロ演奏。「ウィーンの森の物語」や「ウィーンわが夢の街」などウィーンにゆかりのある数曲を演奏し、チターとスタイリッシェハーモニカとのデュオで「雪山のレントラー」・「ピンツガウのレントラー」を披露しました。休憩をはさんで、今度は藤先生と藤原雪江さんのクーグロッケン(カウベル)とスタイリッシェのアンサンブル、そして、会場の皆さんに参加して頂き一人に1つずつクーグロッケンを持っていただき、クリストフさん伴奏でのエーデルワイスの大合奏と終始、会場は楽しい雰囲気に包まれていました。

コンサートも夕方無事に終了し、さて今晩の夕食のリクエストをクリストフさんに伺うと「日本にはランニング・スシがあるらしい。それを食べてみたい!」という事。ランニング・スシとは一体何の事かと思いましたが、よく考えると「回転すし」のことだったんですね。向こうの人から見るとスシが走っているように見えるんですね・・面白い表現です。

さて、日曜日なのでなので1時間も待ったあげく、テーブルについてクリストフさんにスシを取ってあげようとしましたが、取り方が分からない・・・。回転スシは数年ぶりなのでいつの間にかお皿に透明なカバーが付いていて、お皿を取ろうとしても上手くとれません。店員さんを呼んだり、近くで食べている子供の取り方を研究して、次第に上手く取れるようになった時は、とても嬉しかったです。

お腹いっぱいになって、会計を済まされた惠藤先生に、皆で「ごちそうさまでした。」といと、クリストフさんは「今のはどういう意味ですか?」と質問。なかなか好奇心旺盛な青年です。なんとか説明すると、いたく感心していました。日本人はとても礼儀正しくみえるそうです。「ニッポンっていいなぁ〜!」テレビの名台詞が聞こえてきそうです。

あすは、芦屋モノリスでのランチコンサートです。

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