Wuensche ヴュンシュ チター工房 訪問記(S.Uchikoshi)

私は、去る4月17日にドイツのマークノイキルヒェンにあります工房を訪ねました。
毎年4月にマークノイキルヒェンで行われるチター セミナーに参加するために行くのですが、いつも真っ先にヴュンシュを尋ねます。セミナー参加は今回8回目です。

フランクフルトから高速鉄道ICEとローカル鉄道を乗り継いで4時間ほどの旅です。
今回の工房訪問は私にとって二つの大切な目的がありました。
一つは、約半年前に注文しておいた新しいシャルフ モデルのチターを受け取ること

もう一つは、C−zitherのためにAKG のPick-up Microphone の取り付け最適位置
と取り付け方を教えてもらうためです。

ヴュンシュの工房はマークノイキルヒェンの街が見渡せる小高い岡の上にあります。
2年ほど前に新しく建てた工房の周りはゆったりとした農園に囲まれています。

マークノイキルヒェンでは楽器の工房がたくさんありますが、殆どのの工房は何世代も 
続く家族経営で資材や技術が受け継がれているようです。
ブンシユ工房も1870年代から始まり今は5代目とのことです。
新しい建物の2階にある事務室でシュテファン〈兄)、フランク(弟)と父ペーター
そしてペーターの奥さんのヘルガさんです。事務はヘルガさんが取り仕切っており、
製作はペーター、シュテファン、フランク、それに若い従業員がやっているようです。

一階は製作工房です。木工室、加工室、塗装室などがあります。

次世代も着実に育っています。 シュテファンとその奥さんと子供たち。
また、弟のフランクは今年8月に結婚式を挙げるそうです。

この工房で完成している新しい3台のシャルフ モデルのチターから私のための1台を選んできました。音量が豊かで奥深い音が出ます。これから弾きこんだらとてもよい楽器に
なりそうで楽しみです。

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