浜松市楽器博物館コンサート拝聴(KAKO)

“天空のコンサート”の名に相応しく、随所に星の煌めきを感じさせる打越さんの演奏に、
約50名のお客さん達は吸い込まれる様に耳を傾けていました。

何故音に星の煌めきを感じたのかを考えてみますと、アンプを通すと音は均一化された上増幅されて出てきます。
今日はそのアンプを通さないでの演奏の為、ダイアモンドのカットの角度で色々に輝く様に、音が煌めき響いたのではないかと思うのです。

アンプを通すと、ピアノで例えるなら、ペダルを使う様な効果を得られる事は確かですから技術の進んだ現在では、場合に依っては積極的に取り入れられるべきである、とさえ思いますが、今回はアンプを通さない演奏の成功した例と言えるでしょう。

後半の、小山曉子さん(博物館学芸員)のヴァイオリンが加わっての合奏は彼女の若く素直でのびやかな性格が演奏に反映され、一際拍手が多かった様に感じました。

夏休みとあって、子供連れの家族も多く、Zither を初めて見、聴く人も多くその面からも貴重な催し物であったと思います。
写真は楽器の説明をする打越さん。

打越さんは今日の演奏で、“まだまだやれる!”そして“まだまだやらなくては!”
と快い疲れを感じなさったことでしょう。

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