エリザベートの愛したチターとお菓子2(春巴)

さてさて。いよいよチターコンサートの始まりです。

奥の部屋に移動してチターテーブルを囲むように座って頂きました。手を伸ばせばチターに届くほどの距離です。距離が遠くても緊張するのに間近に座って頂くともっともっと緊張します。「観客と一体化する!」と言えば良い言い方ですが、圧倒的な視線を感じました。チターの説明を交えながら惠藤先生のソロ演奏がはじまりました。惠藤先生のソロ演奏の時は私は気楽なものです。それこそ演奏者の隣に座っている観客のようなもの・・・。間近で指使いも見ながら鑑賞できました。

プログラムは以下の通りです。

シチリアーノ

ウィーンの森の物語

マックス大公のモデラート

トロイメライ

アンダルシア(シャルフ教授作曲)

チターは歌う

バラの生垣(第1番)

かわいい子

雪山のレントラー

さらばナポリよ

第三の男(ハリーライムのテーマ

「チターは歌う」までは惠藤先生のソロ演奏でしたが、問題はこの後の私とのデュオ演奏3曲・・・一曲目の「バラの生垣」の演奏を始めたとき、惠藤先生のチターの音とは別に「キーーーン!」という耳鳴りが・・それとともに頭は真っ白に!演奏を始めた時に、よく知っている写真家の坂本潤一さんが突然よろよろと立ちました。演奏が終わって感動して立つのはよく聞く話しですが、演奏が始まってすぐに立たれたのに驚きました。後で坂本さんに聞いてみると「演奏をしくじるのではないかと思うと心配で心配で、気がついたら立っていた。」という事です。そこまで心配して下さるとは・・ありがたいような、なさけないような・・・気分でした。

なんとか1曲目の演奏を終えると背中まで汗びっしょりでした。2曲目の「かわいい子」は自分でもスムーズに演奏できたなと思って、先生の顔を見ると、先生もニッコリ!ここで安心したのがいけませんでした。3曲目の「雪山のレントラー」は自信があたので、余裕で演奏できるつもりでしたが、なぜかミスタッチが目立ちました。「雪山」どころか「なだれ」になってしまいました。

デュオの3曲も終わり、次は北九州シティオペラのソプラノ歌手本田美千子さんと先生のチター演奏で「さらばナポリよ」。これはとてもいい演奏で会場は叙情的な雰囲気に包まれました。そのあと、皆さんご期待の「ハリーライムのテーマ」です。この曲のメロディーの構成を先生が説明されたあと、演奏。アンコールは皆さんの手拍子で「アルプスの少女ハイジのおしえて」を賑やかに楽しく演奏。コンサートが終わり、観客の皆さんは笑顔で会場をあとになさいました。

私のミスタッチさえなければ、100点満点のコンサートだったと思います。次回は失敗しないようにもっともっと練習しなければ・・・。

会場の片付けを終えて、いざ打ち上げ会場の「四方平」さんへ!こうなるとガゼン元気になる私です。関門のふぐの半生フライや、サバのぬか味噌炊き、こぶ風味の辛子明太子等々、郷土の料理を囲んで、お世話になった中山さん、大森さんを始め遅くまで盛り上がりました。・・・っと言うより少々飲み過ぎました。(反省)

明日は、惠藤先生と小倉の平尾台の鍾乳洞探検です。

3につづく・・・

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