ウィーンの森の物語(KAKO)

ANZ会員の皆様・支えて下さるツィターファンの皆様

あけましておめでとうございます。

元日の夜、ウィーンと同時放映されたウィーンフィルのニューイヤーコンサート
御覧になった方も多い事でしょう。
今年は“ウィーンの森の物語”が作曲者ヨハン・シュトラウス(2世)の指示通り
ツィターで、しかも昨年秋の来日も記憶に新しい、W.シャルフ先生によって演奏されました。

オーケストラも指揮者も演奏を止め、あのウィーン楽友協会のホールが水を打ったように静まり返る中、装飾音付三つの付点二分音符が密やかではあっても凛とした響きをもって、天国から降りて来たかと思うような清らかな音色で始まったのでした。

シャルフ先生は、いつになく緊張していらっしゃる様にもお見受けしましたが、
演奏を終えた時の拍手は、一際大きく、舞台上のシャルフ先生に波の様に押し寄せるのでした。

この曲が今年プログラミングされたのも記念すべきことですし、またツィター界にとっても、有り難く思いました。

感激冷めやらぬ内に、と、シャルフ先生に“おめでとうメール”をお送りしましたらすぐに“ありがとうメール”が返って来ました。

今年3月にはANZはテマーソンコンサートを予定しています。
世界が平穏で、個人的にも支障が無い状態でなければ、ツィターどころではありませんので、心から Alles Gute ! すべての良き事を! と祈ります。

2014年1月3日

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