お花見の集い〜リボンパーティー〜(Kako)

いつもとは趣向を変えて“リボンパーティ”

子供の頃、千代紙や布きれなど綺麗な物をよく集めたものでした。何を作る、という当てもないままに。その気質だけは変わらずに持ち続けたため、沢山のリボンが箱に溜まってしまいました。
それもドイツで200年余り続いているというカフカ社のジャカード織のリボンが。
トラ猫・ネズミ・7人の小人・クリスマスのトナカイやツリーなど、ひと模様きりのものや、様々なお花のモティーフに小鳥や葡萄など、感心する程細やかに綺麗に織り上げられ
ているのです。


箱に仕舞っておいてはいかにも勿体なく思い、お花見にいらして下さった皆様に気の向くまま、手と針の赴くまま台布に縫い付けて頂くことにしました。
一針ひと針縫い付けた完成品に、吊り手を付けて南天の棒に通し、天井から下げて眺めていると、音の森サロンに集う方々のお姿が思い浮かび、変わらずに温かい友情と支えがこのタペストリーに凝縮されている事をひしひしと感じます。

また、夏休みも返上して練習を積んだ児童生徒の合唱コンクールを聴いている様な感
動をも覚えるのです。

お花見の集いの雰囲気をほんの少しでもお伝え出来ましたら嬉しく思います。

そして、数日後・・・・・。

“リボンパーティ”で縫い付けて頂いたタペストリー、あれ以後も
手を入れ、皆様にもメロディーが直ぐに思い浮かべられるあの曲
“Singende Zither”というタイトルを付けて、完成と致しました。
いつか実物を見にいらして頂きたく、お待ちしております。

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