母の日に贈る  アフタヌーンティコンサート ~チターの魅力~

5月11日母の日の午後、ティタイムコンサートに出演しました。大津の一つ先の「石山」と言う所で琵琶湖から流れる勢田川のほとりを通って会場がありました。大きな川でした。ボートの練習をしていたり、舟が出てとてものどかな所です。
最高のお天気の中、川のまわりの新緑も美しく、また遊びに来たいと思いました。

フルーティストとのコンサートでチターソロやフルートとのデュオなど1時間余り。個人のお店の2階サロンで40人ほどのお客様が集まりました。2日前に大津のフルーティストのお宅で合わせをした時に、折り畳みのデコラの机で弾きました。フルートの音とは音量が違うこともありますが、自分で弾いているチターの音が全く聞こえません。響かないのです。本番でこれでは大変と思い、会場に木製の机があるか聞いてもらいましたがはっきりしません。
これでは無理と思い、6時過ぎ、家に帰って宅急便に連絡して私のチターテーブルを送りました。11日午前中必着で出しましたが、当日まだ着いていません。そこの机はやはりデコラ製の机でしたが、机を借りてリハーサルをしました。
心配していた通り全然響かないし聞こえません。やっと机が届き再度リハーサルをすると響きが全然違い、
フルーティストの方も驚いていました。やはりチターには机で随分、音の響きも表現も違うことを実感しました。
トミーさんも驚いていましたが、日本の輸送の正確さに助けられました。

プログラム
フルートソロ  アヴェマリア
チターソロ   第三の男・ウィーンわが夢の街・ウィーンの森の物語・
フルートソロ  ねむの木の子守歌
チターソロ   大正ロマン ~カチューシャ・宵待草・ゴンドラの唄
          コッフェル湖のすみれ・チターは歌う・カフェモーツァルトワルツ
フルート・チター  ベルヒテスガーデンヨーデルワルツ・夏の一日~牧童の朝の歌・夕焼け・楽しい家路
           バラの生垣・ハイドンのセレナーデ

演奏後は手作りのケーキとお茶が振る舞われ皆さんと談笑。
お客様の中に92歳のご婦人に声を掛けられ
[92年生きて来て初めてこのような楽器を聴かせてもらって嬉しかった」とても92歳には見えないお元気で素敵な方なので、伺うと今でも「お勝手の仕事をさせてもらってるから。前は8人家族だったけど、今は4人だけ」 とごく当たり前のように話されました。そして、音楽がお好きなようなので「どうぞチターを弾いてみて下さい」と申し上げると、初めはこわごわでしたがリングを付けて音を楽しそうに弾かれました。
そして一緒に来ていた息子さんに「・・・・・ちゃん、このチター買って!私、先生に来てもらってこれを習いたい!」とおっしゃったのです。若さの秘訣は好奇心なのでしょう。
最後に「昨日まで寝込んでたけど、来てよかった」と。嬉しい一言でした。

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