ヨーロッパ旅行記(S.Uchikoshi)

ドイツのマークノイキルヒェンの チターセミナー参加報告と
オーストリアのリンツにある アントン ブルックナー音楽大学訪問記
マークノイキルヒェンのチターセミナーはこれまでに9回行われてきました。私は今回8回目の参加です。かなりの古株で一目置かれる存在になっています。
写真はチターセミナーの参加者のパーティー風景です
 教師はシャルフ教授が中心でほかに3-4人の先生方が指導をされます。毎年、宿題が出されますのでそれを勉強していますとすぐに一年が経ってしまいます。今年も宿題を見てもらうのと次の宿題の曲を指導していただくために行ってきました。
写真はチターセミナーの講師の先生方
4月2日に成田を出発、その日の夕方フランクフルトに着きました。そこからマークノイキルヒェンまでは遠いいものですから途中のニュールンベルグに泊まりました。ニュールンベルグに行く列車の中で寝てしまって乗り換えを忘れてひどい目に会いましたが何とかその日のうちに着きました。翌日、ホフ駅にブンシュ チター工房のフランクさんが迎えに来てくれて、無事マークノイキルヒェンに着いたのでした。3日間のセミナーはあっという間に終わってしまいました。今回の収穫は、アラハンブラの弾き方の習得。そして、単音から和音までいかに良い音を出すかを考えて弾くことです。先生の一人(女性)が出すチターの音は、まことこの世のものとは思えないほどのよい音を出すのです。友人や先生方に来年の再会の挨拶をして、それからはシャルフ教授の車でオーストリアに向かいました。 3-4時間ほどでブラウナウという町に着きました。その晩、ワイナリーのあるレストランで食事をしましたが、私は、リブステーキを頼みましたら、日本では一家4人で食べるほどの大きな料理が運ばれてきてビックリしました。
翌日、リンツのアントン ブルックナー音楽大学に連れて行っていただきました。この大学は東京音大との提携の話が進んでおり、将来、生徒や教授の交換が行われるそうです。シャルフ教授の生徒さんのレッスン風景を見学しました。
写真は、シャル教授と生徒さん
何人かの生徒さんが私のためにチターを演奏してくださいました。この中で一人の生徒さんが弾かれた曲が素晴らしかったので、楽譜をいただいてきました。スカルラッテイーのソナタ K208というものですがトリルがきれいで気に入ったのですが私には難しい曲です。
三日目、シャルフ教授夫妻と観光ドライブです。
写真は川のある風景(ダニューブ川) ザルツ カンマーグートにて
ザルツブルグ観光に連れて行っていただきました。途中、「清しこの夜」の作られた小さな教会も訪ねました。ドライブの中ではたくさんの美しい川の景色を見ました。イン川の対岸はドイツのバイエルン地方が望めました。ザルツブルグではたいへんきれいなお城があり、近くにモーツアルトの生まれた家を見ることもできました。そこから少し走るとザルツ カンマーグートという町があり、そこにはエリザベ-ト皇妃が好んで使われた皇室別荘があり眺めてきました。売店ではエリザベート皇妃の記念品がたくさん売られていて、瀬戸さんがいたらさぞかし喜こぶだろうと思いました。ここではダニューブ川も見ることができました。
その日の夕方、シャルフ教授の生家に立ち寄りました。
写真はシャルフ教授ご夫妻とお母様
そこでは94歳の母親が健在で家を守っていました。ブラウナウから12kmのところです。私が少しだけ知っているドイツ語で「フロイエミッヒ」初めまして、と挨拶したらドイツ語がわかる、と喜ばれました。
4月9日にミュンヘンに行き一泊し、10日にミュンヘン空港からフランクフルトに飛び、その夜のJAL便で帰国の途に就きました。フランクフルト空港ではトミーさんが御嬢さんのマリーちゃんを連れて会いに来て下さいました。
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