Schneeberg(Kako)

皆様よ〜くご存知のツィター曲 ”Schneeberg Laendler”

これを“雪山のレントラー”と訳していますけれど、

ウィーンから日帰り出来る距離にその名を冠した山がある事はご存知ないのでは?

2076mと2061mの二つのピークにはそれぞれに名前が付いてはいるもののウィーンには北東側すなわち日蔭の斜面を向けています。夏でも残雪が見える事から、ウィーンの人達はその山を総称して“シュネーベルク”雪山と呼んでいるそうです。

ツィター曲にはしばしば、美しい湖や川や山の名前が付けられていますね。そういった曲を弾く時には、そのタイトルの場所に実際に行って見たくなるもので、今年はZeillern-Seminar の始まる前に、Schneebergに行って見る事にしました。ウィーン南駅はまだ改装が完了せず、列車は全てマイドリングから。

ノイシュタットでローカル線に乗り換え、プフベルク・アム・シュネーベルクまで行
きここからシュネーベルク登山鉄道に乗り換えます。“ツァーンラッドバーン”(ネズミの歯の鉄道)と呼ばれるラック式登山鉄道が1897年に開通し、現在は ”Salamander” 号(山椒魚号)と命名された可愛い2両連結の車輛が標高差1218mをほぼ1時間かけて1800m地点まで運び上げてくれるのです。森を抜け、開けた谷を見渡し、また列車は急角度でグイグイ登って行き、全工程の半ばまで登ったところの駅バウムガルトナー(1398m地点)で列車は小休止。

駅舎では、乗客が次々に何やら買い求めて、、。私も後に付いて行ってみると、焼き立てのふわふわパンが紙袋に入れられて手渡されます。聞くところによると、すぐそこの山小屋の主人が焼く名物パンだとか。10cm角のふわふわしたもので、中には杏のジャムが入っていてとっても美味しいの。    つづく

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