11月30日午後2時から京都下鴨のweスペース下鴨で、惠藤美津子のチターと佐々木繁隆の19世紀ギターのカフェコンサートが行われました。
会場は、世界遺産の「糺の森」のある下鴨神社のすぐそばです。
惠藤先生とはJR京都駅で待ち合わせ。日曜日なので車が渋滞して時間に遅れると大変なので、地下鉄や京阪電車を乗り継いで出町柳まで移動。寒いと思い二人ともかなりの厚着・・・。しかし当日はとても暖かい日で出町柳に着いた時には、もう二人とも汗ばんでいました。
今回のカフェコンサートは京都の住田敬子さんが企画して下さいました。当初予定の人数より次第に増えてゆき、当日はイスが足らなくなる始末。急遽、住田さんがお家からイスを持って来て下さいました。お世話になった住田さんに改めてお礼を申し上げます。
リハーサルをしている時は丁度いい室温でしたが、次第に日差しも強くなり、お客さんもたくさん入られると、暖かいというより暑くなってしまい、二人とも調弦も終わった後なので、今更クーラーを入れる訳にも行かず、お客さんに大変申し訳ない事を致しました。プログラムで扇いでおられた方・・・ごめんなさい。
息のあった二人の「カルリのロンド」の演奏や、チターや19世紀ギターの説明等、初めてこれらの楽器をご覧になられる方も多くいらっしゃったので、興味深く聞いておられました。私はチターの音はよく聞くので慣れていますが、19世紀ギターの音を聞くのは初めてでした。とてもやさしくまっすぐに延びる音がして、さわやかな朝日のようなイメージを受けました。
デュオの「タイスの瞑想曲」はなにか吸い込まれるような不思議な感じに包み込まれました。チターソロの「トロイメライ」は惠藤先生にピッタリのイメージだったと思います。これは惠藤先生ならではの演奏でした。
今回,初めての京都でのコンサートでしたが、「また、開催して!」とのとても嬉しいご要望がありましたので、来年も開催したいと思いました。
夕食は、住田さんのご案内で「ゆば料理」のお店に。かわった色々なゆば料理をたんのうし、おまけに御ちそうにまでなってしまいました。
名残の紅葉のなか、とても印象に残ったコンサートでした。(ゆば料理も・・・)
演奏曲
デュオ
フィガロの結婚よりアリア
タイスの瞑想曲
カルリのロンド
ピアソラ cafe 1930
ウィーンはウィーン
チターソロ
第三の男(ハリーライムのテーマ)
トロイメライ
ウィーンの森の物語
ギターソロ
禁じられた遊び
小さなロマンス
愛の讃歌
アンコール
クリスマスがやってくる 等