夏の間スイスの山の麓で演奏活動をしているドイツ人のツィター演奏家、ヴェルナー・フライ　からメールが届きました。８月１４日、教会でのコンサートにKako Ishihara の作品“チューリッヒ湖の夕焼け”も弾く予定。Kakoは今日本なので聴けないから、後日、他の曲と一緒にCD.にして送ってあげる。というものでした。

今から７年前、２００８年９月に、ヴェルナーに誘われて約一週間、教会コンサートに付いて回った事がありました。

スイスの端、じきにオーストリア領に抜けるアルプス地方の田舎を、まるでツィターの“巡礼者”の様に演奏して周るヴェルナーフライ。村々にある石造りの教会は響きが素晴らしく、ツィター演奏には打ってつけ。

野の草花を朝早く自分で採って飾り付け、アルプホルンでコンサートの前触れを響かせ、４０年変わらぬ衣装で父親譲りのツィターを演奏するヴェルナー。“ツィター弾き”としての彼の歩みは、幸せ溢れその上立派であると改めて思った事でした。

そしてコンサート後・・・『１４日、チューリッヒ湖の夕焼け　をそれはそれは美しく弾いたよ！（この！マーク１０個も）聴き手はたった１２人だったけど。』と、Werner Frey からメールが届きました。