グランイルミ・KAKO

IMG_1580 (3) (800x600) (800x600)“グランイルミ”というイルミネーションの公園が伊東にオープンし、伊豆半島の住民は入場料を半額に、という期間がありました。それに釣られて行ってみましたら、ピカピカピッカリコと輝くLEDライト。8万平方メートルの起伏ある丘が約200万球の発光ダイオードで埋め尽くされ、様々な色がまるで波打つ様に変化し点滅します。光の海・光のトンネルを約45分かけてゆっくり歩くと一周出来るようになっています。まるで点描派の画家スーラの絵の中に迷い込んだかの様でした。

私の庭にも12月からささやかなイルミネーションを梅の木に施しました。たった500球ですからグランイルミの4千分の1という訳です。家に帰ってそれを見た時、「ああ、うちのも綺麗!」と、思わず声に出していました。ささやかだけど綺麗と思って満足して見ていたその電飾が、有る時点灯しなくなったのです。コンセントを見に行くと差し込み口からコードが外れ、40cm程の所でプッツリ切られて落ちています。手に取ってよく見ると、かじった様なキズが何か所もあり、何か小動物の仕業と見て取れます。こんな事で500のライトが全く点らなくなるとは、如何にも残念!子供なら泣き出すところでしょう。何でも上手く修理出来る近所の人に訴えて、早速に直して頂きました。

リスが歯を研ぐ為に、こういう事をするとか。

ホルストに“惑星”という曲があります。四管編成のフルオーケストラで、更にハープや珍しい楽器チェレスタが夜空の星々・流れ星を表現し、時にはシンバルがここぞと思いっきりの一打ちを入れ、ティンパニーも太鼓も大活躍する大曲です。この曲を光で表現した様なものが“グランイルミ”。一方、私の庭のピッカリコは家庭の小さな部屋でツィターをひっそりと奏でている、曲は“聖夜”といったところでしょうか。規模は小さくとも、満たされた気持にしてくれますから、どちらが良いとは言いかねます。庭の電飾の後方には他家の灯りが一っつもありませんので、真っ暗なため、尚更映えるのです。クリスマスが済むとさらに忙しい年末、皆様にもちょっとだけほっとして頂こうと思いまして。  Kako

カテゴリー: 新着情報   パーマリンク