第11回チターフロイデコンサートを終えて

3月10日。前日からホテルを取って来てくださっているKさんUさんHさんと4人で前夜祭のディナーを楽しみました。UさんHさんの会話は税金や社会情勢アメリカから見た日本などなど興味深いお話を聞くことができました。 前日から盛り上がっていましたが明日の演奏に障るので早めに解散。

3月11日2時開演。阪急甲東園・甲東ホールにて第11回チタフロイデコンサートを開催しました。はからずも6年前、東日本大震災が起こったまさにこの日この時間の開催でした。多くの命が亡くなり、今尚多くの被災された人々が困難な状況に中にいらっしゃることを深く心に思いを寄せ、精一杯祈りをこめて演奏させていただきました。

プログラムの順番はお誕生日順と言うことで1月生まれのMさんの「希望のささやき」からの演奏となりました。皆さんリハーサルより本番では普段の努力の成果を発揮され素晴らしいコンサートとなりました。2部の最初にプログラムにはない、Yさんのアコードチターの演奏が入り、珍しい楽器と美しい音色に身を乗り出して聞いておられました。続いてリコーダーとピアノのアンサンブル。Uさんの「マリアエレーナ」は長年研究をし続けて磨かれた音と和音にチターの真髄を見た思いでした。Kさん作曲の「かぐやがみたもの」ではスライドに入れるのを苦労しましたが美しい月から見た地球の映像。Kさんの「かぐや姫」のお話がとってもステキでした。モーツァルト主題と変奏はサウター先生の編曲の楽譜を使いました。シャルフ先生のモーツァルトは調が違うのですがそちらも勉強して見たいと思っています。3部はアンサンブル。音楽院のメンバー5人の内、2人は体調を崩して3名での演奏でしたが頑張ってくれて普段の仲良しグループの息の合った演奏でした。続いて、ANZチターアンサンブルがバーゼルでの演奏曲「ロンド」「ウィーンの森の物語」「子供のころ」の3曲を演奏し、続いて新しく仲間に入ってくれた若いお二人と一緒に10人でのアンサンブル。バーゼルでリタさんから頂いた楽譜、作曲家でチター奏者だったリタさんのおじい様の作曲された「マズルカ」「チロルの木こりのマーチ」の5曲を演奏してコンサートを終えました。今はお休みされている 方たちも聴きに駆けつけてくださり同窓会のような和やかなコンサートでした。裏方で活躍してくださったUさんは1年間家庭の事情でお会いできませんでしたが今回、朝早くからお元気なお顔でお会いでき、舞台作りから本番の舞台セッティングで大変お世話になりました。シアトルからのHさんも力仕事を気楽に助けてくださり皆様の支えのお陰で無事に終えることができました。コンサートの後は隣の会議室での親睦会。カンパイのビールの美味しいこと。緊張から開放されてのおしゃべりも弾み楽しいひと時で締めくくりました。

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