Musik hat Macht!(2) KAKO

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2020.05.05. KAKO

コロナウイルスだけには与えたくない言葉 “可能性”

皆さまはどの様なイメージを抱きなさるでしょうか? “可能性” という言葉に。

ワクチン承認の可能性、スポーツでの記録更新の可能性、望んでいる事に対して実現の可能性、

事業が成功する可能性、目標達成の可能性、実を結ぶ可能性、あげればきりの無い位思い浮かびますが、それらに付けられた “可能性” には、いずれも夢・希望・光を見出す事が出来ると思います。

一方、感染拡大の、、、、、 医療崩壊の、、、、、 経済破綻の、、、、、 など、コロナ禍に関するものや地震、台風、大雨など、自然災害や原子力発電所の事故などにも、“可能性”の言葉が “危険性” に取って代わって頻繁に使われて来たのが現状です。

辞書を引けば、可能とは なし得ること 出来ることの他に、有り得ること、現実性なども含まれていますから、歓迎せざる事象に対して “可能性” の語を充てても間違えとは言えないのですけれど、このコロナウイルスに対して、“可能性” という夢や希望を含んでいる勲章の様な語を与えたくない、と切に思うこの頃です。

音楽には力がある

今日、子供の日の午後、NHK BS で “孤独のアンサンブル・心震える癒しの音楽”と題して7名の音楽家が自宅練習室から演奏を提供してくれる番組がありました。

楽器はヴァイオリン、クラリネット、トランペット、チェロ、オーボエ、トロンボーンで、それぞれ最後の音楽活動が何時であったか、現在はどの様に過ごしているか、今思う事、の三点を語った後、短い曲を演奏してくれました。

“音楽には力がある” を全員が信じて現在を過ごして居る事はよく伝わりましたが、一人の奏者は、『音楽の力、と言っても、人々がそれをどこまで認めてくれるのか、食事にも窮する人達の事を思うと、疑問を感じてしまうけど、発信側としては、信じて出来る事をするしかない。』 と話して居ました。

この番組をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。 6種類の楽器のリレーで一時間近くを紡ぐ、この間、私は奏でられる音楽に沿ってバレーの舞台や色彩を思い描き、心愉しく潤った有難い時を戴いたのでした。

写真はタイルの間からも“可能性”を信じて花を咲かせる立浪草

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