紅(くれなひ)の 雫

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  ヤンモジャム

           新しきヘラ 鍋の中

               紅(くれなひ) に染(そ)む 吾が心まで

ヤマモモは伊豆高原辺りが北限だそうです。大抵のヤマモモの樹はこんもりと葉が繁り、高い所に実がなっているものですが、採らせて頂く樹は丁度手の届く範囲に実が付いていて、誠に都合が良いのです。左手に小篭を、右手で深紅の実を一つづつ採る作業は、その色からも心が躍ります。

写真はジャムを煮たお鍋をこそげて器に入れたものIMG_5279-1

右から 1)6月16日 約 800g

2) 20日 600g

3) 21日 1200g

4) 22日 飛び切り色の良いもの5粒と良くないもの7粒

1)2)3)下茹でした段階で種を濾し分けた

4)砂糖を加えて煮てから種を濾し分けた 色は一番良い

3)は大鍋で一度に煮たせいか色が悪い

来年は一度に欲張らず、せいぜい800g位までとし、砂糖を加えて煮てから、種を濾し取る事としよう。小さな種の中の、更に小さな“仁”を取り出して食べてみると、杏仁に通ずるおいしさが。歯で噛み割ろう、なんて事してはいけません。歯が欠ける恐れ,大。石の上に置いて金槌で。

2020年6月 KAKO

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