アルプホルン セミナーに参加しました。(S.Uchikoshi)

去る、9月15日から17日までの三日間、浜松市の天竜区熊(くんまといいます)で行われた恒例のアルプホルンのセミナーに参加しました。毎年今頃行われるもので、今回は7回目です。私と、伊東市の森(石原)和子さんが参加しました。私は7回とも参加しましたので皆勤賞ものです。森さんは途中から参加されて今年で3回目です。
今頃は台風の影響を受けることがが多くて昨年に続き今年も雨の影響が心配される三日間でしたが、運よく雨に降られることもなく屋外での練習や最終日の発表会も無事に出来たのでした。
アルプホルンは今年5月に恵藤さんの主宰する日本プサルター協会の琵琶湖での発表会で吹かせて頂きましたのでご存知の方も多いかと思いますが、チターとは親戚関係にあるような楽器です。つまり、チターもアルプホルンもヨーロッパアルプスの山麓の民族楽器です。どちらかといいますとアルプホルンはスイスよりですね。この楽器をフランス人が金管楽器として改良して作ったのがフレンチホルンです。 アルプホルンは管の長さが3.6mほどあります。そして、フレンチホルンもぐるぐる巻いてある管をまっすぐにしますと3.6mになるのだそうです。私たちのアルプホルンは三つに分解してバッグに納めて運びます。
さて、セミナーを主宰されているのは森先生を中心に奥さんの里英先生、そして世川先生の三人で、アンサンブル フォレスト(Ensemble Forest)という組織を作り演奏活動をしておられます。詳しいことはネットでご覧になれます。下記をクリックしてみて下さい。
先生方は皆さん東京藝術大学を卒業されてドイツに留学してホルンの勉強をされた方々です。
セミナーは5人ほどのグループに分かれて勉強します。吹き方の基本や、息の入れ方、ブレスの仕方などの技術面のほかに合奏の為の合せ方や表現方法などについて先生の指導を受けます。
屋内の勉強は休校になっている中学の講堂や体育館を使います。そして屋外ではお茶畑のある農家の庭を借りてずっと向こうに見える山に向かって思い切り音を出します。醍醐味は自分の出した音が山彦になって戻ってくるのを聞くことです。気分がいいものですよ。
夜は二日間とも音楽会です。
いろいろな楽器を持参してご披露するのです。私と森(石原)さんはチターの演奏をさせて頂きました。
他の方がたは、エルガリー(スイスのアコーデイオン)やプサルター、ギターなど。 私は、シュタイリッシェハーモニカも弾かせて頂きました。実に楽しい音楽会で夜の更けるのも忘れます。ドイツなどのセミナーも同じだなー、と思ってしまいます。
チターもアルプホルンもなかなか上手くなりませんが上手になりたいと思う人々が集い、切磋琢磨するのは実に素晴らしいことで、私も年齢を忘れて楽しさを満喫させていただいたのでした。
森(石原)さんのコメント]
私のアルプホルンは打越さんの製作によるもの、またセミナーも打越さんのご紹介でした。オーケストラで管楽器を吹いておられる方々が殆どのこの集まりに、私など、、、と最初は臆する気持ちもありましたが、先生方や参加の皆さんのおかげで、どうやらついてゆけ、年に一度のこのセミナーが楽しみになっています。 いくつになっても先生から教わって「はい。」とお返事し、それに向かって努力するのは若返ったような、新鮮な気分が味わえます。 (KAKO)
カテゴリー: 新着情報   パーマリンク