マークノイキルヒェン チター セミナーに参加しました(S.Uchikoshi)

今回のセミナーは4月18日から21日までの4日間、のどかな田園風景の広がる田舎町の
一角で行われました。25名の参加者に対して教授陣が5人、世話係も数名で和気藹々の
楽しいセミナーでした。10日ほど前までは10度を下回る寒さだったそうですがセミナーの期間中は
とても暖かくて花も咲き始めていました。
私は今回8度目の参加です。今回はドイツ語を一生懸命勉強して行きましたのでこれが
参加者との会話にたいへん役立ちました。
昨年のセミナーで頂いた宿題を3人の先生に聞いていただき、また新しい宿題をいただいて
きました。少しでも褒めてもらうと嬉しくなって、また頑張ろうという気持ちになります。
教えていただいた事柄の中ですごく大事だ思われるポイントをいくつか書いてみました。
1.ヤン ローリック先生のポイント
  左手の薬指はつねにフレットボードのどこかにとどまっていること。それを基点に他の指が
  正しい場所に行きやすい。 私の場合、弾いたあと浮いてしまっている、と注意されました。
  開放絃でセブンス コードを弾くときの最初のバスは指定の音より4度低い音、すなわち一本先の
  音で始まると、よりダイナミックになりますからやってみてください、と教えられました。
2.ミシエル ミューラー先生のポイント
  ウイーンの音楽における開放絃の弾き方です。これは難関ですが、これをクリアー出来れば
  よりウイーン風の演奏になるかと思われます。 ブンチャチャの最初のブンを薬指で弾いた後、
  次のチャチャを弾くのですが最初のチャを弾いたときブンの音を止めなくてはなりません。
  そして、最後のチャのときすべて音を消します。ブンと薬指で弾いて手前の弦で止めていた
  指の力を解いて並行にずらし音の出ている弦の振動を止めるわけですが、同時に人差し指と
  中指は反対方向に動かすわけですからたいへんです。慣れれば簡単ですよ、といわれました。
  1年かけて勉強してきます、といいましたら、そんんいかかりませんよ、と勇気付けられました。
  このような勉強をするときは必ず眼をつぶってゆっくりやることと、といわれました。
3.シャルフ先生のポイント
  昨年頂いた宿題の Etude はとてもよいと褒められました。そして新しい曲に挑戦するようにと
  弾き方の指導を受けました。この曲は Plappermaulchen という大曲です。指と頭を使うことは
  脳の若さを保つ最もよい方法ですぞ、とありがたいお言葉を頂きました。
次の写真2枚は、マークノイキルヒェンで泊まる定宿のオーナーが飼っている犬と犬小屋です。人が泊まれそうに立派な家ですね。
カテゴリー: 新着情報   パーマリンク