2014年7月6日 第9回チターフロイデコンサート
梅雨の雨が心配されましたが、開演までは雨も何とか降らず、気温もさほど高くない
日曜日に開催しました。
今回は芦屋西教会から場所を移し、西宮白鹿酒造・酒蔵館・酒ミュージアムで行いました。
酒蔵の中の隠れ家のようなお部屋は音も良く響き、アットホームな雰囲気でした。
3月に兵庫県立芸術文化センターでのトミーテマーソン指揮で出演していたので、練習時間が少な
かったのですが、その中でも、皆さん大変努力され良いコンサートとなりました。
アンサンブルでは高松グループがハックブレットを、音楽院ではリコーダーが入りチターの可能性も広がり楽しめる演奏でした。
木下さんの「あわて床屋」では石原さん編曲に物語を考えて語りを入れ、また、フォルクマン製作の楽器を
活かして効果音を入れたり、風景を想像させる構成で木下さんのチターへの情熱を会場一杯に感じさせてくれました。
藤原雪江さんと私でスイスのボタンアコーディオンのデュオは何回も二人で練習して、本番では楽しく演奏できました。
石原さんの編曲「ほたるのファンタジー」の演奏で、酒蔵にまるでほたるがとんでるようなフラジオレットの音。
2曲目は全く違う曲風のジャズ。毎年オーストリア・ツァイレルンでのセミナーに12回参加して研さんを積まれていますが
今年、オーバーレヒナーから直接指導を受けてこられた「ジャズエクササイズ」の演奏は今までのプログラムから
一気に雰囲気が変わり一層興味が広がるものでした。
これからはもっとジャンルが広がり石原さんの活躍を期待したいです。
演奏後は隣の白鹿レストラン「クラシックス」での打ち上げ。
演奏の緊張感から解放された後の「カンパーーーイ!」は最高です。
レストラン入り口に見つけたものは、なんと・・・・。五十嵐かほるさんのお父上が酒蔵館を描かれた油絵が!
105歳で亡くなられたお父様が亡くなられた後、かほるさんが寄贈されたもので、80歳から絵を始められたそうですが、
まるで写真のような正確さ。技術設計家らしく瓦の数まで数えて描かれています。
この酒蔵館は阪神淡路大震災で建物が崩壊しなくなったもので、この絵は大切な資料にもなっています。
かほるさんもここに飾られているのはご存じなかったそうで、思いがけない再開を果たされました。
皆様も「クラシックス」にいらしたら入り口に飾ってある絵をご覧ください。
お料理も素晴らしく美味しかったです。