Riehen – Basel ツィターコンサートに参加して

Riehen – Basel ツィターコンサートに参加して

鳴り止まないのですもの、拍手が!

演奏曲目

Rondo aus Thalkirchhofen                      Bearb. : Wolfram Breckle

G’schichten aus dem Wienerwald  Johann Strauss   Bearb. : Kako Ishihara

Tage der Kindheit  Potpourri Japanischer Weisen   Bearb. : Kako Ishihara

 

2016年のスイス・バーゼル ツィターコンサートは9月25日、という事だけが昨年の秋から判っていました。

2014年は惠藤美津子さんと私、石原和子二人の参加でしたが、2016年にはANZ アンサンブルとして参加したい、ANZの皆さんにあちらのツィター事情・雰囲気を是非とも体験させてあげたい、という惠藤美津子先生の篤い思いがありましたので、それを目標に曲目を選定し、編曲も間に合うように完成させたのでした。

3月には年最大の行事と言えるTomy Temerson コンサートが大阪・神戸・京都、そして伊東で行われました。聴き手、出演者、主催者、全てが喜べる素晴らしいコンサートだった、と胸を撫で下ろす間も無く、Baselコンサートに向けての準備に取り掛かりました。

Rondo は以前に舞台へ載せた事のある曲で、これは磨き直せばよし、石原編曲の“ウィーンの森の物語” は原曲のZither-Solo部分だけでなく、それに続くワルツを組み込んで5分程度のSolo 版を2014年に作ってありました。

Tomy Temerson がドイツは勿論のこと、スイス・アメリカでもその版で演奏していましたので聴き手には耳に馴染みもあり、ANZが舞台に載せるに相応しいかと選んだのでした。それを土台にDuo を書き、更にANZアンサンブルの分担を決めたのでした。

もう一曲 “子供の頃” は、4部編成のアンサンブルに仕立て、6月に漸く完成したのでした。

“ロンド” と “ウィーンの森” を本格的に練習し始めたのは4月、“子供の頃”が練習に加わったのが6月、アンサンブルは月にたった一度の練習ですから、毎回誰一人として休む事無く、本番直前の9月には午後1時から5時までの集中練習を二度もしてBasel 行きに備えました。

惠藤先生の、曲に対する深い読み込みと感性で、回を重ねる毎に、白いキャンバスに絵が完成してゆく過程を見るが如く、曲が出来上がってゆきました。

こうして出来る限りの努力を積んで、関空と成田から、総勢8名で9月23日にBasel へ向かったのでした。

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