プサルターフォルムツィター”かぐや”の説明

IMG_2788.JPG-1プサルターフォルム ツィター ”かぐや”(写真の楽器の説明)

日本のお箏を洋風にしたようなこの楽器、Klemens Kleitsch の作で若いツィター奏者からは絶大な人気を得ています。

10年程前になりましょうか、ドイツ バイエルン州とオーストリアのチロル州のほぼ境にあるキーファースフェルデンのクライチュ工房を訪ね、納得して制作を依頼したのでした。 私は楽器それぞれに名前を付けて、“育てて” おり、これには “かぐや” と名付けたのでした。

実際に音を出す絃の延長線上、左側のシュテイクとヴィルベルの間、フォルダーレンゲ が、長い方は18cm. もあり(ハープ型は5cm.)ここを弾くと、水の透きとおった小川に小石がコロコロと転がるような面白い音を出すことが出来るのです。ハープ型では絃が短いので音も髙過ぎ、楽音とは言えません。

このフォルダーレンゲを曲に取り入れたのが “あわて床や” です。

もう一つ気に入っているのは、この楽器のフォルムです。また、このツィターとセットとも言える台は、クライチュ氏と、現代曲で有名なグラースル先生とで開発されたものなのです。前傾していますが、演奏する上では直ぐに慣れますし、なかなか具合の良いものです。KAKO

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