短歌の学校一年生 (4)

IMG_5735 - コピー

晩秋に出回る葡萄、スチューベンでジャムを作るのが好きです。

葡萄一粒に4~5個の種が入っていて、それを小さな果物ナイフで取り除

きます。種取りも長年のうちに効率良く出来るようになり、TV・CD・

ラジオ等、人工の音は入れず、鳥の声、風に揺れて鳴るチューブの音など聴きながら、何やら楽しく不思議な事のみ想い描きつつ。

大鍋で グツグツ煮詰める 葡萄ジャム

              ヘラ持つ吾は 魔女になりきり

暮からお正月、寒い日が多いでした。庭の鳥の水浴びの鉢やジョウロに

も氷が張り、こんな事何年ぶり?

薄氷の 張りし瓶底 覗き見ぬ

             動かぬ金魚 野の花と鹿の子

50年来の友がプレゼントしてくれました。IMG_5812 - コピー

悩む日々 迷える青春 とうに去り

      初めて手にする 対訳ゲーテ

老いたとて悩み迷いは 日々あらた

     初めて手にする ゲーテの詩集

一節を 味わいて読む 対訳ゲーテ

     心の光と 今輝きぬ

        令和三年 睦月 和子

カテゴリー: 新着情報   パーマリンク