任天堂ゲーム マリオをゴールデン氏がチター編曲(S.Uchikoshi)

任天堂のゲーム スーパー マリオ ギャラクシーの音楽について
皆様、世界的に有名なゲームでスーパー マリオ ギャラクシーというのがあるのをご存じですか。正直に言って、私は、昨年の今頃までは知りませんでした。最初にこのゲームのことを私に言ってきたのがオランダのチターの先生で、ヨーロッパのチター界の大御所を自他共に認められているF.Golden(ゴールデン)さんからです。
F. Goldenさんは、彼の10歳のお孫さんから、「おじいちゃん、チターによい音楽が あるよ」と言われてそのゲームの音楽を聴いたとき「これはいい」と直感したそうです。
彼はさっそく採譜をして自分のチターで弾いてみてそのよさを実感しました。
そしてこのゲームが日本の任天堂の作品であることを知りました。この曲のチターの編曲をチター界に広げようと考えたのです。しかし、このためには著作権の問題をクリアーしなければなりません。そしていかにして著作権者の任天堂にコンタクトを取るかを考えた結果、私に相談が来たのでした。これが昨年の8月のことでした。
まもなくF.olden氏から楽譜とCDが送られてきました。私はやはり10歳になる私の孫にスーパー マリオ ギャラクシーを知っている?と聞きますと、「持っているよ」との返事、これは世界的に知られているものなのだとビックリしました。
調べてみますと、任天堂の製作部の近藤さんが作曲されたものと分かりさっそくコンタクトをとりました。近藤さんはしづかな謙虚な方のようで自分の曲に興味を持っていただきうれしい、CDを聞いてみたい、との返事を頂きまた。
その後約一年を掛けて著作件の問題など話合い、最近やっと任天堂F..Golde氏の間で契約書に両者のサインがされ契約が成立しました。私は仲介者として契約書に名前を連ねました。この契約では、F.Golden氏の編曲に対し任天堂の監修がされること、 楽譜やCDは商業ベースにせず一定数をチターの愛好者に配布するという契約です。
勿論、セミナーなどの音楽として使用するのは許されるものです。
このゲームの音楽で契約の対象となったものは下記3曲です。

1. Rosalina in the Observatory 近藤浩治 作曲
2. Music Ending 横田真人 作曲
3. Gusty Garden. 横田真人 作曲
 最終的には任天堂より原曲の楽譜が支給され、F.Golden氏のチター編曲の監修がなされ、チター曲として世に出ることとなりました。
 今年5月に石原さんが参加されたオーストリアの ツアイレルン のチター セミナーではこれらの曲が
F.Golden 先生のクラスの課題曲として取り上げられました。その内容は、石原さんの投稿記事をご覧下さい。
またこの曲についての特別なお知らせは、会員専用ページを是非、ご覧下さい。
カテゴリー: 新着情報   パーマリンク