２０１５年１０月３１日の夜、東京のJR恵比寿駅近くのテッド　アート　スタジオでコンサートを行いました。今回、シャルフ教授は１０月２２日に来日され、永谷音楽事務所のアレンジで栃木や高崎市などでたくさんのコンサートをこなし、約１０日間の滞在の最後を締めくくるコンサートです。

このコンサートは永谷音楽事務所と私の共同主宰の形で行なわれました。会場は永谷さんが良く使われるチターのコンサートに適した小型のホールです。シャルフ教授の演奏はチターが難しい楽器だなどとは無関係な素晴らしい演奏で、出席者を喜ばせました。また、永谷さんのご厚意でワインや食べ物も用意され、お出でになった方には喜ばれたようです。プログラムの最後では石原和子さんの編曲による「小さい秋見つけた」を弾いていただきました。とても美しい編曲で教授も喜んで演奏された様子でした。伊東から駆け付けた石原さんも大変うれしそうでした。プログラムに沿ってひととおりの演奏が終わった後、私はシャルフ教授にお願いして「アルハンブラの思い出」を教授とデユオで演奏させていただきました。昨日の特別レッスンで教授は私に、「自由にやってよろしい」と言われておりましたので少し気が楽でしたが、これを最後まで弾き終わって私は、お客さんには申し訳ないが「もう思い残すことはない」と思ったほどうれしかったものです。