短歌の学校一年生 (12)

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猫のシュヴァに“自由と身分”を確保してやる為、年中開け放してあったガラス戸15cm、畳が酷いことになっていました。

  新しき井草の匂いに包まれて 午睡見守る鴨居の仏

  短歌(うた)掲載報告すれど夫涅槃 いつも演ずる一人二役

  毎木曜期待と誡(いましめ)半々に 覗きし歌壇没を納得

  時経つはあまりに速しと嘆きしが 今は待たるる木曜歌壇

  わが短歌続く掲載奇跡なり 友の快癒に繋ぐを念ず

  ほととぎす啼き渡る朝ブーケ手に 退院の友空気新し

  若き友われを導くパソコン会話 マスク払いて弾ける笑い

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じゃがいもの収穫祝うはいつもコロッケ 遥かインカに想いを馳せて

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山桃(やんも)ジャムへら返すたび友の顔 東の西の南の北の

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手渡さる山桃(やんも)一粒とびっきり

         吾(あ)に紅(くれなひ)の雫沁み初(そ)

  窮乏の戦中戦後を知る吾なれば 見届けずばとコロナ後の世を

  窮乏の戦中戦後を知りし吾 若き叡智にコロナ後託す

 

コロナワクチン接種の一回目も無事過ぎ、こんな風に、日を送って居ります。

お読み下さり,有難うございました。

令和3年水無月25日 歌人 野の花

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